平日の午前中の回というのに、ずいぶんとお客さんが入っていました。
アカデミー賞効果でしょうか。
ヒース・レジャーも、ジェイク・ギレンホールももともと「うまいなー」と思っていて好きな俳優だったのですが、さすが。
過酷な山での羊番の仕事で出会った20歳の若者二人。
日々を助け合いながら過ごすうちに強い結びつきが生まれる。
二人の関係に気づいた雇い主によって、予定よりも早く山をおろされ、次の約束もなく別れることに。
何気なく別れた後に、物陰で絞り出すように号泣するイニス(ヒース)…。
それから4年後、結婚して妻と娘二人と主に暮らすイニスのもとにブロークバックマウンテンの絵はがきがジャック(ジェイク)から届く。
魂が惹かれあうって、こういうこと。
今の生活を守らなければ…と口では必死で言うけれど
ジャックとの逢瀬となると、何も目に入らなくなってしまうイニス。
お互いがどんなに強く求め合っても世間からは許されず
自分自身でも許せないイニスのつらさ。
そんなイニスに心を翻弄されるジャックのつらさ。
切ない切ない恋愛映画でした。