きのう、映画館の帰りに本屋によって買いました。
映画見る予定の人は映画の後に読むことをお勧めします。
あんなこともこんなこともわかっちゃうから。
原作は短編集で、その中の「ミリオンダラー・ベイビー」に「凍らせた水」のエピソードや人物が挿入されています。
映画の中でも傷の描写は痛いもの苦手な私に目を覆わせましたが、小説の描写も眉間にしわが。
うう。
小説の中ではボクシングの描写に比重が高く、映画ほど「失われた家族」に焦点を当てていません。
ファイティングマネーのことがかなり具体的に書き込まれ、夢を追ったボクサーと、その夢を後押ししたトレーナーとの絆を描いたという印象。
話の筋は、原作の筋に忠実でありながら、それとはまた違った物語として映画の中で監督が描きたかったものが小説を読むことで浮き上がってきます。
ほかの短編も読み応えありました。
それにしても、ボクシング(をはじめ、格闘技すべて)ぎらいのわたしがボクシングが題材の短編集を読むとは。